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JobNetDefinition
Bricolageのジョブネットファイルは専用の記法でジョブネットを記述するファイルです。 このページではその記法を説明します。
example/single.jobnet ファイル:
a
-> b
-> c
このジョブネットファイルは「simple/first」という名前のジョブネットを定義します。 a, b, c という3つのジョブを順番に実行するという定義です。
ジョブ名だけの行は、「開始ジョブ」の宣言です。 そのジョブネットが開始したら無条件に開始可能なジョブを指定します。
「-> ジョブ名」という行は、「後続ジョブ」の宣言です。 上の行のジョブが正常終了したらこのジョブを実行することを指定します。
example/parallel.jobnet ファイル:
a
-> b
-> c
x
-> y
-> z
このジョブネットは、a, b, c の3つのジョブをこの順番で実行すべきこと、 および x, y, z の3つのジョブをこの順番で実行すべきこと、を指定しています。 a, b, c の流れと x, y, z の流れは、それぞれ独立に(並列で)実行可能です。
いまのところ Bricolage はジョブを常に1つずつ実行します(並列実行しません)が、 将来的には並列実行にする可能性があります。
example/merge.jobnet ファイル:
a
-> b
-> c
-> F
a
-> D
-> E
-> F
このジョブネットは、最初に a を実行したあと、 「b → c」および 「D → E」の流れを独立に実行し、 両方の流れが正常終了したら最後に F を実行します。
a と F は複数回記述されていますが、実行されるのは1回だけです。 ジョブネットファイルは依存関係を記述しているのであって、 実行手続きを直接指定しているわけではないことに注意してください。
example/multinet.jobnet ファイル:
*other_subsys/daily
-> a
-> b
-> c
上記の「*other_subsys/daily」は依存ジョブネットの宣言です。 このジョブネットは、「other_subsys/daily 」ジョブネットが 正常終了したあとに実行されるということを指定しています。
「*」はジョブネットであることを示しており、 「other_subsys/」は other_subsys サブシステムで定義された ジョブネットであることを示します。
同じサブシステムのジョブネットも「*JOBNET」で指定できるのですが、 普通は別サブシステムのジョブネット指定のほうが多いでしょう。
「#」以降はコメントです。